ホラーマニア諸君、また闇夜の案内人ルクスがお送りする恐怖の解説タイムがやってきたぞ。今回は2022年公開の『カラダ探し』について語るぜ。おいおい、こんな時代にホラーの基本中の基本である「繰り返される死と再生」テーマか?って思っただろ?でも安心しろ、これはただのデジャヴじゃない。本物の悪夢だ。しかもその悪夢、終わりが見えないってんだから、ああ、たまらんね。
映画『カラダ探し』ってどんな話?
まず、ざっくりと概要を話そう。原作はあの「魔法のiらんど」っていう昔の携帯小説投稿サイトだ。この設定、ちょっと懐かしい感じがするだろ?昔のホラーファンなら「呪怨」や「リング」のネット掲示板起源の怖い話と似た雰囲気を思い出すんじゃないか?だけど、これはただの都市伝説じゃ終わらない。
舞台は普通の高校、そこにいるのは普通の女子高生たち……とはいえ、深夜の学校って時点で普通の高校じゃねえよな。君ならどうする?暗い教室、誰もいないはずの廊下、でも何かが後ろからついてくる。そう、「赤い人」だ。「赤い人」に殺されたら、今度はそのバラバラになった体を探さなきゃならない。制限時間?もちろんあるとも、時間切れになればまた死だ。そして何度も死んで、何度もやり直しだ。この「カラダ探し」、どこかデジャヴ感あるだろ?『死霊のはらわた』のあの無限ループみたいに終わらないのさ。
役名 | 配役 | 説明 |
---|---|---|
森崎明日香 | 橋本環奈 | 主人公だが、心霊体験初めて感が全開。臆病さがむしろリアル。 |
高広樹 | 眞栄田郷敦 | 明日香のクラスメイト。サッカー部、明日香に想いを寄せる。 |
柊留美子 | 山本舞香 | クラスのムードメーカー。怖い時こそ笑うってタイプ。 |
浦西翔太 | 神尾楓珠 | クールガイ、頭脳で勝負。でも、ホラーの中じゃ理屈は通じないよな。 |
伊勢高広 | 醍醐虎汰朗 | 明るい性格のお調子者。ホラーではフラグ立ちすぎると危ない。 |
青島美紅 | 横田真悠 | 大人しそうだが、芯の強いタイプ。ホラーのヒロイン的ポジションだな。 |
さあ、君ならこのキャラたちと一緒に、この無限の地獄に耐えられるか?
映画『カラダ探し』の見どころ
さて、この『カラダ探し』、何が見どころかって?「赤い人」のビジュアルだ。CGで作られたその姿は一度見たら脳裏から離れない。まるで、映画『サスペリア』に出てくるゴブリンか、いや、もっと不気味でシュールな存在だな。特に学校内の薄暗い廊下を歩くシーン、CGの使い方が秀逸で、まるでその場にいるようなリアルさだ。
そして何と言っても、「いつ襲われるか分からない恐怖」だ。昔のホラー映画じゃ、例えば『ハロウィン』や『フレディの悪夢』では音楽やカメラワークである程度の「ここで来るぞ!」感があったが、この映画は違う。何が起こるか分からない。お約束を壊すホラーほど怖いものはないよな。
明日香の最後はどうなった?
さあ、問題の明日香の最後だが……これ、ある意味反則だよな。繰り返される「カラダ探し」の中で彼女が徐々に追い詰められていくのはホラー映画の王道だが、その最後の瞬間で観客を驚かせることに成功している。繰り返し登場するキャラたちが次々と犠牲になり、明日香がそれに対して無力感を抱くあたりは、心理的な恐怖を最大限に引き出しているね。
ところで、君ならどうする?死んでまた生き返って、また死んで……無限に続くんだぜ。逃げる場所なんてどこにもないし、協力しようが結局は誰かが犠牲になる。明日香のように自分の無力さを噛み締めるのか、それとも……いや、君も同じ地獄を繰り返すんだろうな。
回数 | 内容 | 結果 |
---|---|---|
1回目 | ルールが分からず犠牲者を出す | 失敗 |
2回目 | 協力するも「赤い人」に襲われる | 失敗 |
3回目 | 「赤い人」の正体を探ろうとするも失敗 | 失敗 |
この失敗の連続は、まるで『グラウンドホッグデイ』がホラーになったような感覚だろ?何度も繰り返し、失敗するたびに次の恐怖がやってくる。ホラーの醍醐味だよな。
映画『カラダ探し』:原作と映画の違いは?
さて、原作ファンにはおなじみの疑問だろうが、映画化にあたってどれだけ改変されたかってところだ。特にラスト。ホラーマニアなら分かるだろうが、映画ってのは原作をそのまま忠実に再現できないもんだ。『シャイニング』なんかも原作とは全然違う結末だったしな。それでも、映画としては成立していたわけだ。
項目 | 原作 | 映画 |
---|---|---|
「赤い人」の正体 | 不明瞭 | 明確な人物像と動機 |
登場人物たちの生死 | 多くの犠牲者 | 主要キャラ全員生存 |
物語の結末 | 呪いが継続 | 呪いが完全に解かれる |
映画版はもっと分かりやすい結末を追求したってわけだ。ホラー映画は時に、視聴者に明確な答えを与えないことが怖さの源になるもんだが、この映画では観客を安心させる方を選んだようだ。まあ、個人的にはホラーに安心なんていらないけどな。
映画『カラダ探し』映画版独自の解釈とメッセージ
映画は原作に比べてエンターテインメント性が強調されている。友情や希望、困難に立ち向かう勇気がテーマに据えられていて、これが若い世代にも響くように作られているんだ。ホラーってのは、人の弱さを引き出すのが醍醐味なんだけど、この映画じゃむしろ人の強さが強調されている気がするな。俺のようなホラーマニアからすると、ちょっと優しすぎる感じもするが、それもまた今の時代のホラーの進化なんだろう。
まとめ
映画『カラダ探し』は、ホラーとしてしっかり作られた作品だ。だけど、原作と違う結末が気になるファンも多いだろう。恐怖そのものを味わいたい人には少し優しすぎるかもしれないが、ビジュアル面やキャラクターの成長はしっかり描かれている。だが、最も恐ろしいのはその背後にある「終わらない悪夢」だ。
君も気をつけろよ。次に夜の学校を歩く時、後ろから「赤い人」がついてくるかもしれないぜ。それじゃ、また次の恐怖の夜に。
おっと『カラダ探し』をまだ見てない人はここで見れるぞ!深夜に部屋の明かりを消して、背筋が凍る映画を探し求める参考にしてくれ!